対象サイト
株式会社村田製作所
代表者:代表取締役会長 村田恒夫氏、代表取締役社長 中島規巨氏
設立:1950年12月23日 (創業1944年10月)
資本金:694億4400万円 (2023年3月31日現在)
従業員数:(連結)7万3164名(個別)1万89名 (2023年3月31日現在)
売上高:(連結)1兆6867億9600万円(個別)1兆694億1700万円(2023年3月期)
URL:https://www.murata.com/ja-jp/
特徴
社名による指名検索で、検索結果のトップに出てくるサービスサイト。コーポレートサイトはサブドメインで別に用意されている。サービスサイトだからか、企業情報などはヘッダーにリンクがあるだけ。
非常に目を引くのが、スライドするキービジュアルの下に大きく置かれている検索ボックス。サイト内検索が、ユーザーが求める情報に一番早くたどり着くと考えているようだ。ここまで検索をフィーチャーするサイトは、珍しいのではないだろうか。
もう一つ目についたのは、「my Murata」という会員登録ページ。BtoB企業で会員ページを設けるのは、それほど多いわけでもないが、しっかりと個人情報を取得したうえで、営業活動にも活用しているようだ。
勝手に改善ポイント
・導線の複線化など、サイト構成がつくり込まれた印象もあるが、グローバルナビはそれぞれの項目数も整理され、第一階層の数も多くないため、メガメニューでなくてもよいのではないか。逆に第二階層以下は数が多すぎるため、グローバルナビから一覧ページ飛ばした方が、ユーザーにとっては分かりやすいUIだと感じる。
・例えば「インダクタの基礎知識」のような、製品に関する基礎情報が用意されているが、階層が深かったり、お世辞にもわかりやすい文章ではなかったし、メッセージも明確ではなかった。「豆腐とは、水にひたした大豆を砕いて煮た汁を絞って、にがりで固めた白く柔らかい食品です」と書かれていても、そこにメッセージは読み取れないように。
・「技術記事」と題するオウンドメディアのようなページもあるが、たまたま冒頭に掲載されている記事が、村田製作所の人材育成に関するコンテンツだった。サービスサイトは技術者向けだと思うので、やや違和感が大きい。記事の見た目についても、画像サイズが決まっているようだが、無駄に大きすぎる感が強く、画像の使い方も文脈や内容に合わせて、調整したいところだ。